鍼灸院でのショックな出来事

その他

先日、思いがけない電話があった。なんと警察署からの着信。幸い、普段警察と関わることなどないため、心臓がバクバクした。アトピー治療の一環として通おうか検討し始めた鍼灸院での出来事である。

※盗撮された話なので、もう嫌という方はここでおやめになってください。

突然の警察からの連絡

電話の内容は衝撃的だった。

警察:「〇〇鍼灸院に行ったことがありますか?そこの院長(男性)が盗撮で逮捕されました。ネットにも報道されていますので、確認していただければ分かると思います。」

私:「えっ!?確かに3年くらい前に行きましたけど、、違和感があったので1、2回しか行っていないはずです。」

警察:「はい、しかし実ははる子さんのお名前で盗撮されている動画が残っていまして…。現在2人の方が被害届を出しており、そのうち1人は示談済み、もう1人は調査中です。被害者は十数名おり、皆さんに動画を見ていただき、ご本人かどうか確認してもらっています。ただ、ご本人のお気持ちもあるかと思いますので…。」

聞いているだけで、ゾッとした。
つまりは、動画の中の女性の個人情報は残っているが、警察的には本当に本人なのかわからないため一人一人に本人確認をしてほしい旨を電話で伝えていた、ということのようだった。
慌てて警察署の番号をネットで調べたが、確かに本物の警察署。詐欺ではなく、リアルな事件だった。おまけにがっつり見られたくない着替えのシーンなどなどが写っているとか。。。

違和感の正体

幸い、私はその鍼灸院に継続して通っていなかった。しかし、当時感じた“違和感”は何だったのか、改めて振り返ってみた。

  • 施術前に「一人でやっているので、不審者が入ってこないよう玄関の鍵を閉めますね」と言われた(え、あなたと二人きり密室のほうが嫌なんだけど…と一瞬思った)。
  • 施術中、上半身は施術着を脱ぎ、胸だけ隠すスタイル。脇も丸見え。
  • 「お股のあたりをほぐすと緊張が抜けていいんですけど、場所が場所だけにやらないですけどね~」と言われた。さも治療に必要なこと、ととてもそれっぽく言ってくる。(お股?とりあえずやめてくれ。と思った。)
  • 急に離婚した話をされ(お子様いる)夜遅くまで施術しているから仕事帰りいつでも来ていいよ、みたいなことを言われる。(一瞬、え?寂しいの?と思った。

それを踏まえ、そいつのルックス、【スキンヘッドでなんとなく脂ぎってる】が”気持ち悪い”になってしまった。
「うーん…でも見た目考慮で人を判断してはいけない、単純にお話が好きなだけかもしれないし、、」と葛藤した末、通うのをやめたが、今思えば直感が正しかったのだろう。そもそもホームページを確認したときは女性含め複数名の鍼灸師が在籍している様子だったので、安心してうかがっていたのだが。。。

よくよく冷静になってみると、気持ち悪さが爆発しているように思うが犯罪者に葛藤する時間を設けていたなんてはる子はなんていい人なんだろう、、、w (あほなだけか。)

被害女性たちの証言と法律の壁

被害届を出した女性たちは、盗撮だけでなくデリケートな部分を触られたと証言しているそうだ。私にも小出しにしてきた施術、お股をほぐしたということなのだろう。このまま通い続けていたら私ももしかしたら、、、と思うとぞっとする。
犯人は「治療の一環だった」と供述しているとか。良く聞くセリフである。

警察に「その動画は消されるのか?」と尋ねた。すると、「見えている部分は削除させるが、クラウドなどに保管されているものはどうしようもない」とのこと。

…は!?それ意味ある!?絶対またやるだろ!!治療の一環とか言ってんだぜ!?

もし私が動画の本人確認をすれば、裁判で私の名前が本人に伝えられる。そのうえ、仮に有罪になっても罰金50万円程度(状況もよるようで、慌ててさっと調べただけなのであしからず、、)で済むとか済まないとか。正直、「免許剥奪して10年くらい刑務所に入っていてほしい」と思ったが、現実はなかなか厳しいようだ。

おいおい、こいつこの程度の罰で済むのか?ちょっと「反省してまーす」って顔すればまた復帰できる感じ?いやいやいや、お前が反省しようがしまいがこっちは一生無理だからな!?奥さんと離婚したのも同じことを過去にやったとか、同じようなことしてるせいじゃないの!?と正直思ってしまった。

幸い、私は当時の住所から引っ越していたが、この件をきっかけに現実と法律とのギャップを痛感した。

鍼灸院を選ぶ際の注意点

鍼灸の素晴らしさは今でも感じている。多くの鍼灸師さんは誠実に仕事をしており、こうした犯罪はごく一部の話だ。しかし、こういう人物がいることで、真面目に施術をしている鍼灸師さんまで最悪の場合敬遠されてしまうとしたら本当に迷惑な話である。

特に女性が鍼灸院を選ぶ際は、以下の点を参考に、自分の身は自分で守ることを意識すると安心かもしれない。

  • 施術者の性別や人数を事前に確認(一人でやっているか、複数人のスタッフがいるか)
  • 施術室の構造をチェック(個室か、施術中に外部と遮断されるような構造か)
  • 口コミや評判を調べる(実際の利用者の声を参考に)
  • 直感を信じる(少しでも違和感を覚えたら無理せず別の院へ)

さいごに

男性鍼灸師が危険だと言いたいわけではない。実際、私も男性の施術に抵抗はなかったが、今回の件で「信頼できる人を慎重に選ぶべきだ」と学んだ。そして、何よりも強く願うのは、今回の犯人には二度と鍼灸をしてほしくないということ。被害に遭われた方々の心が少しでも早く癒えることを願う。今後はめげずに慎重に鍼灸院を選び、安心して施術を受けられる環境を見つけたいと思う。

最後にもう一度、男性の鍼灸院さん今でも抵抗はない。私の経験は運が悪かったのだと思う。真面目にお仕事している鍼灸師さんたちに本当に失礼なやつだということを言いたかった。
もう二度と鍼灸しないでほしいと切に願うはる子である。

はる子の独断と偏見 家庭環境に見えるその先とは

離婚した話が出てきたが、そのことで思うことを独断と偏見で付け足そうと思う。
(始めに言っておくが離婚が悪いとか、離婚した人が悪いとか、家庭環境が悪い人がだめだとかそういうことを言いたいわけではないよ。)

今回の鍼灸師、出会った初日から離婚した話をしてきたのである。しかも、ちょっといろいろあって、、、みたいな感じで話を濁しつつこちらが質問せずとも自ら発表してきたのだ。

医者でもよくあるのが、家庭が二の次になってしまって仕事に打ち込んでいる医師、忙しすぎて家庭に目を向けていられない(家庭環境がうまくいっていない)のは、現場にいるはる子なのでよーーーくよーーーーーく状況は理解できる。
でも、でもだ、自分の子供と奥さんを大事にできていないのに人様の命を大事にできるのか??とも思うのである。
総じてなんとなく雰囲気がよくて心が安定している医師は忙しくてもだいたい家庭もうまくいっている印象である。

何が言いたいか、
家庭環境、奥さんや子供のことを嬉しそうに、楽しそうに話す施術者だったら少し安心できるな、ということである。(すべてがそうとは思っていない。)

あくまでも自分を守るすべとして頭の片隅に置いているはる子であった。

後日談

はる子は結局、その盗撮された動画が自分なのかどうかは確認しに警察署へは行かなかった。
理由は、

  • はる子本人だと確認できたら、裁判で犯人に私の名前が言い渡されること
  • こんな動画まで取られてたの!?とショックを受け、自分の記憶に強く残ってしまうと思ったから
  • 自分の名前が言われたりしたら犯人の記憶にも残ってしまうかも、、と恐怖を感じたこと(できればはる子という存在を忘れてもらいたい。)

👉結論、警察署へ出向くメリットがはる子には何もない

となったからである。しかし勇敢な女性たちもいたようで、早速自分かどうか確認して戦う!とおっしゃっていた方もいたそうだ。警察的には本人確認をして証拠を集めたかったようだが、私にはそこまでの勇気がなかった。。
数か月後その鍼灸院はなくなっていた。当たり前である。
でもまたどこかで始めていたりして、、と思うと心が痛むはる子であった。

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