妊娠中の便秘と痔…これで乗り切った!リアルな体験談

出産・育児

妊娠中の便秘と痔、どう乗り越えたか

—アトピー経験から学んだ対処法—

現在2人目を妊娠中(2025年2月現在)。一人目のときと同様に便秘と痔に悩まされている。妊娠中はただでさえ体がしんどいのに、次から次へとトラブルが起こるものだ。

今回は、アトピー経験から学んだ、家庭でも実践できる便秘&痔の対処法についてまとめる。

※妊娠中の方やかかりつけ医がある方は必ず主治医に確認してから試すようにしてくださいね!以下はあくまでもはる子の体験談です!


妊娠中の便秘、ツラすぎる…!

一般的に言われる対策は以下のとおり。

① 生活習慣の改善

🔹 食事
・食物繊維を多く含む食品(野菜、果物、全粒穀物、海藻など)を意識して摂取
・発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)で腸内環境を整える
・水分をこまめに摂取

🔹 運動
・軽いウォーキングやストレッチで腸の動きを促進

🔹 排便習慣
・毎日同じ時間にトイレに行く習慣をつける

いや、こんなのわかってる。でも、妊娠中てつわりがあったり、うまく動けなかったりで理想通りはなかなか難しいよ!

なんかもうちょっと実践的な具体的な話ないの!?というのが、ひねくれたはる子の本音だ。

アトピー経験から学んだ便秘と痔の関係

実ははる子はアトピーがひどかった時期に、肛門そうよう症(お尻がめちゃ痒くなる症状) に悩まされたことがある。

そのときその際、かかりつけの肛門科の先生に言われたのが、

「普通は排便後、直腸には便が残らないが、便が詰まると痒くなることがある。要するに便秘で痒いんだよ!」私がお世話になった先生の見解でしたが、医師によって意見が分かれることもあります。

というお話であった。
そこで、当時はステロイドの外用薬とレシカルボン座薬を処方され、便を直腸に溜めないように排便コントロールをすることになった。

このとき、先生から教えてもらったのが、
マグミット(酸化マグネシウム)は腸内の便には効くが、出口のほうに降りてきた便には効かない」ということ。(私がお世話になった先生の見解でしたが、医師によって意見が分かれることもあります。)

この治療のおかげで痒みはすっかりなくなったため、「妊娠中の便秘も、直腸に便が詰まることが原因としたら、座薬を使えばOKじゃないか?」 と思った。なぜなら便意はあるけれど、出口付近で止まってしまってなかなか出てこない現象がはる子は多かったからだ。

そこで、家に残っていた座薬を使ってみたらわりと調子よかった※自己判断での使用は控え、必要に応じて医師に相談してください)しかし、かかりつけの産婦人科医に相談したところ、

「基本的にはマグミットなどの緩下剤で、ちゃんと便意を感じて出したほうがいい。座薬はあまり推奨しない」

とのこと。医師によって意見が違うのも、よくある話だ。当時は妊婦ではなかったし、仕方がないのでマグミットを飲み始めた。


しかし、マグミットが合わない…!

マグミットを飲み始めたものの、内服するとなんだか気持ち悪くなる。つわり再燃か? と思ったが、やめてみたら落ち着いた。

もともと薬の副作用を感じやすい体質で、そんなの「気のせいじゃない?」 と思われそうなことでも、しっかり影響を受けるタイプなので慎重にならざるを得なかった。そして、早速マグミットの内服が嫌になった。

それでも便秘は続く。しかも、便意はちゃんとあるのに、いざ出そうとすると胎児の影響で腹圧がかかりにくくて、出口の途中で止まってしまう という状態。お腹の中ではちゃんと動いているのに、最後の最後でストップする感じが非常にもどかしい。

これはやはり、出口のほうで便が詰まる“出口の便秘” のパターンでは。こうなると、お腹が張るし、スッキリしないし、そのうち まで悪化してくる。

「あとちょっとなのに!」という状態が続くのは、精神的にもキツい。

そこで思い出したのが、アトピー治療のときに飲んでいた乳酸菌サプリだった。


妊娠中の便秘にはサプリが効いた!

もともと、アトピー治療中に自分の便の状態を見ながら、酵母菌のドリンクや粉末の乳酸菌サプリを飲んで調整していたのだが、妊娠中は特にこの乳酸菌サプリが効果的だった。(※使用前にかかりつけ医師や産婦人科医に使用していいか聞いてね。)その商品名は👇

潤性蘇菌(じゅんせいそきん)初めて聞いたときは名前がちょっとアレだったのとマイナーすぎてで少々不安だったが、、今では愛用)

これはアトピー治療で皮膚科の先生に一時期処方されていたもので、今はネットで購入している。実際に使用しているものは以下👇

味は、結構おいしい。
甘酸っぱい感じで水にもわりとすぐ溶ける。
はる子はそのまま口に入れて水で流し込むスタイルだが粉も細かいので全く苦労はしない。

値段が少々お高め(30包 税込み5000円前後)なのがネック。
1日1~3本を飲む目安でよいようです。

💡 結果 → 1日2回服用すると、スルッと気持ちよく出るようになった!(※個人差があるよただし、乳酸菌は種類によって合う・合わないがあるので注意が必要。


便秘が解決しても、痔は残る…

便がスムーズに出るようになっても、今までがんばって踏ん張っていた分切れ痔の痛みは残っていた。

そこで使用したのが、紫雲膏(しうんこう)

これは、以前鍼灸の先生に教えてもらっていいたので知っていたのと、妊娠前に自転車に乗りすぎて血栓性外痔核(いわゆる痛いイボ痔)になったときに、消化器内科の医師から処方されていたものでもある。

紫雲膏とは?

紫雲膏は、江戸時代の名医・華岡青洲によって考案された軟膏で、漢方成分を主成分とした外用薬である。

紫雲膏の効果

切れ痔や外傷の痛みを和らげる
皮膚の炎症を抑え、傷の治りを促進する
乾燥やひび割れを防ぐ

紫雲膏は元々火傷や傷の治療に使われますが、痔のケアにも使われることがあるようだ。(※使用前にかかりつけ医産婦人科などに相談をしてね

紫雲膏の注意点

・独特なにおいがある
・油分が多く、ベタつきやすい
・色が赤い、つけすぎは下着に少々色がつく

そう、においがなんともきつくて使用しにくいのだがここで朗報!
黒ゴマ油を使用しているものが多いらしいが、白ごま油を使っているものは匂いがましらしい!
はる子が持っている実際のものはこちら、白ごま油使用👇

確かにこの紫雲膏は多少のにおいはあれど、犬並みの嗅覚のあるはる子でもほぼ気にならない程度である。

必勝まとめ!:妊娠中の便秘&痔対策

便秘対策
潤性蘇菌を1日2回服用 → スルッと出るようになった!それでも難しければお薬も適宜使うことも考えてね!(※乳酸菌の種類は人によって合う・合わないがあるので注意、はる子はこれが効いた)

痔対策
切れ痔 → 紫雲膏でケア(痛み、出血がひどい場合はすぐに医師に診てもらってね)
イボ痔 → 痛くないなら様子見、痛くなったor出血しているなら産婦人科の医師に相談、場合によっては肛門科受診をしてもいいかかかりつけに相談する

(適度な運動、便秘に効果的な食事、などもできる範囲で意識するよ!)

医師には相談を
・妊娠中は特に、普段と体が骨格やホルモンバランスから全然違う。何か新しいことを始めたり服用したりする前には必ずかかりつけ医に相談してね!妊娠中ではなくても何か治療をしている場合も主治医には相談してね!


一人目のときも、基本はこの対策で乗り切った。

妊娠中は、自分の体なのに思うようにいかず、ストレスがたまりやすい。病院へ行くのも一苦労である。しかし、試行錯誤しながら自分に合った方法を見つけることで、少しでも快適に過ごせるはずだ。

妊娠中の便秘や痔に悩んでいる人の参考になれば幸いである。

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