黒い煙に導かれてお寺通い開始|女医が試した“アトピー×スピリチュアル療法”の真実」

アトピーがなかなか治らず、薬も治療も限界を感じていた頃。“黒い煙が出ている”と言われ、通い始めたのはまさかのお寺。

当時は本気で「何かに取り憑かれてるの!?これを祓えばもしかしてアトピーが治るんじゃないか」と思っていた。

今回は、女医である私が、アトピー改善を目指して“スピリチュアルな世界”に足を踏み入れた体験談をお届けします。

目次

アトピーとスピリチュアル治療?その始まり

当時の私は、皮膚科の治療と並行して鍼灸院にも通っていた。
体感的に、鍼灸師さんは感性が鋭い人が多く、中にはスピリチュアルに傾倒している人もいる。

私自身、鍼灸師選びにはすっかり慎重になっていて、新しい土地に引っ越した際などは必ず口コミをチェックし、何件か実際に行って試していた。それくらい体は敏感になっていたし、触られて違和感を感じてしまうこともあったため鍼灸は「誰から受けるか」が重要だと感じていた。

でも、いくら通っても、アトピーの根本的な改善にはなかなかつながらなかった。


きっかけは「黒い煙が出ている」と言われて

なぜお寺に通い始めたかというと、当時通っていた鍼灸師からの紹介だった。

ある日の治療中、彼がふと真顔になって言った。

「言いにくいんだけど、、、針を刺したら黒い煙が大量に出てきて、これは…ちょっと普通じゃないね」

私は最初、冗談かと思ったけれど、彼は真剣そのものだった。
「憑いているものがあるのでは?」と思ったらしく、お祓いを勧められた。

正直、お祓いに対して特別な信仰心があったわけではないけど、「これでアトピーが良くなるなら、儲けもの!」くらいの気持ちで了承した。

ちなみにその鍼灸師曰く、あれほど大量な“黒い煙”を見たのは初めてだったそうで、キャリアの中でも相当なレベルとのこと。


なぜ信じたのか?当時の私のメンタル状態

今の自分なら、「いやいや、お前大丈夫か?」とツッコむと思う。

でも、当時の私は体調もメンタルもボロボロで、何を信じていいのかもわからない状態だった。

病院に通っても、薬を塗っても、よくなったり悪くなったりの繰り返し。
「医学じゃ治らないのかもしれない」「私の何かが悪いのかも」と、自分を責めるようにもなっていた。

だから、「あなたには見えないものが憑いている」と言われたとき、それすら“理由があるなら救われる”と感じてしまった。
信じたというより、“信じたくなった”のが正直なところだった。


紹介されたのは“住職”と“霊能者”

鍼灸師は言った。

「まずは霊能者に視てもらって、それから住職に相談しよう」

話を聞くと、住職はお祓いを担当し、霊能者は「本当に霊的な何かが憑いているか」を判断する役割らしい。
つまり、「診断」と「治療」が完全に分業されていた。

紹介された霊能者は、特に“神秘的な雰囲気”があるわけでもなく、電話越しに淡々と話す普通の女性だった。
でも、その「当然のように霊が見える前提で話してくる感じ」に、当時の私は圧倒されてしまった。


霊能者との電話鑑定はこう始まった

次回に詳しく書くけれど、この霊能者とのやり取りは、すでに不穏な空気を感じさせるものだった。

今思えば、「なんかおかしい」と思う瞬間もあったのに、それを疑問として認識する余裕もなかった。
そのくらい、私は“何かにすがりたかった”のだと思う。


次回に続く:“電話鑑定”で言われた衝撃の一言

この続きでは、霊能者との電話鑑定で告げられた言葉や、その時感じた違和感についてお話しします。

「あなた、◯◯の霊がついてますよ」

というフレーズが、私の中にズシンと響いた瞬間――
信じるか、ドン引くか、それはあなた次第。


▼この体験の続きはこちら
👉 霊能者に“長い髪の女の霊が憑いてる”と言われた話|アトピーとスピリチュアルな迷走

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